大手チェーン薬局で働くベテラン薬剤師52歳
病床数が400床という大型病院に勤務している高橋さんですが、30歳の時に子宮の手術をした事が引き金となり、患者さんには医療スタッフに対して技術だけではなく、人柄も求めることに気が付き、薬剤師としての存在意義について考えたそうです。
そんな高橋さんに、薬剤師を選んだ理由を聞いてみました。
「私が薬剤師になった理由は、もともと母親が薬剤師になりたかったのと、その夢を託されたようなところもあり、小学生のころに薬剤師の事を教えられたのが始まりでした。」
「糸瓜の観察や理系の実験が好きだったので、私自身も自分の特性を生かせる仕事なのではないかと思いましたね。」
「実際に働き始めてからも、私がイメージしていたものと違うところもありまして、薬剤師の仕事があまり認識されていない事でした。」
「現在は、病棟に行って服薬指導をするようになったので改善されてきていますが、患者さんは私たちが調剤をしている姿や、注射剤を混ぜ合わせている姿を見ることがないので、いったい何をやっているのか分かってもらえていない事が、想像していた以上のズレでした。」
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病棟業務は1年目から?
病院によって違いはありますが、私の勤めている病院は2年目から始める事が多いです。
慣れていないことで、対処の仕方が分からないなど、とまどいもありますが、薬剤師が病棟にいるのだという事を、患者さんなどに主張できる好機だと思います。
私も最初は不安で、先輩の指導のもと信頼を得られるようになり、薬剤師としての存在意義から、自分自身の存在意義を感じられるようになりました。
薬局の看板娘として病棟にいくので、質問をされたことに対して、必ず答えますし、分からなければ調べて答えを返す事が大切なのだと思います。
病院に就職してきた新人の薬剤師さんにも教育係として担当しているのですが、4月に1週間かけて業務の講義をしています。
業務内容をまとめた基本的なマニュアルを配って説明し、DIついての事例を交えて業務の説明をします。
例えば、あるミスがあったので、この時こんな確認をするようになったという経緯を紹介しますが、これによって業務に対する必要性を理解するように思いますし、私自身も再確認できる場になっています。
実際に循環に入ってからは、一緒に仕事をしていく中で気付いた点を、都度アドバイスするようにし、仕事に慣れてくると、今度は調剤だけではなく鑑査業務も行うことになるのですが、この時も調剤と注射について、最終確認である監査も講義を行います。
調剤の時に気付かなかった問題を、監査では見逃すことなく確認しなければいけない点で、鑑査業務の方が責任は重たいです。